大学院と奨学金 -実績とは何?-

こんにちは。シルバーです。

 

前回、大学院で借りる奨学金の話をしました。

大学院から奨学金には「返済免除」があるとお伝えしましたが、今回はそこをもう少し詳しく説明します。

 

まず、今回お話するのは「日本学生支援機構」から借りる「Ⅰ種の奨学金」の返済免除に関してです。

 

特に優れた業績による返還免除 - JASSO

 

こちらによれば、「学問分野での顕著な成果や発明・発見のほか、専攻分野に関する文化・芸術・スポーツにおけるめざましい活躍、ボランティア等での顕著な社会貢献等も含めて評価」し、その実績で返済免除が決まるということです。

つまり、大学院で頑張れば奨学金を返さなくて済むんですね!なんと素晴らしい

 

では、その実績とは何でしょうか。日本学生支援機構によれば、学業の実績だけではないようですね。

(以下の内容は日本学生支援機構が公式に発表しているものではありません。)

 

まず、実績は「ポイント制」であるといわれています。ポイントで順位付けされ、上から順番に返済免除が決まっていきます。

 

学問実績

 

学問実績とは文字通り、どれだけスゴイ研究ができたか、です。主に「学会への参加」「学術論文の投稿」「特許の取得」があるようです。

「学会への参加」の説明はいらないでしょう。研究を進めると自主的であろうとなかろうと学会に参加することになります。全国規模の学会から、地区レベルだったり、色々ですね。これに参加することでポイントを稼げます。もちろん国際学会もです。

地区大会、全国学会、国際学会ではそれぞれポイントも違うようです。しかし、だからといって全国学会ばかり狙うのは賢くありません。

とにかく、出れそうな学会は積極的に参加していきましょう。

 

論文投稿も同じです。論文を書いて、学術雑誌に投稿する。Acceptされればポイントになります。このポイントは結構高いらしいです。

 

特許取得は少し特殊ですが、可能性がないわけではありません。企業向けの研究などでは結果によって特許を取ることもあります。大学の研究で得られた特許は自分のものにはならないのですが、実績としてはカウントされます。特許の取れそうなテーマを狙うのもアリですね。

 

学問以外の実績

学問以外の実績とはなんでしょう?

ボランティアといった言葉が並びますが、いまいちよくわかりませんね。どうやら個人的なボランティアでポイントを稼ぐということは無理そうです。(そもそも大学院生になるとそんな暇はありません)

 

学問以外の実績とは主にTAや学校主催のボランティアがあるようです。

TA(ティーチングアシスタント)は知ってる人も多いでしょう。学生実験とかで手助けしてくれる院生さんですね。テストのときに答案を回収するあの人もそうです。それに参加することもポイントになります。

学校主催のボランティアというのもまた特殊です。これは被災地支援などではなく「子ども科学教室」とかのボランティアですね。これはイマイチ私もよく知らないので、すいません笑

 

 

さて、まとめますと「日本学生支援機構」の「Ⅰ種奨学金」は学問実績、学問以外の実績で返済免除になります。実績ポイントは学会参加、論文投稿で稼げます。研究がんばれば返さなくても済むよってことですね。

 

また長くなってしまいました。次回は学会参加、論文投稿なんかの話をもっとくわしくしていきますね。

 

それではこの辺で!